ゆっくり、ゆっくり、慎重に歩いていった。 そして、すごく変なにおいがした。 ぺた、ぺた… 鼻がツンとするような、 そう 鉄におい。 ぺた、ベチャッ!? 「…な、に」 心臓の音がさらに加速する。 意を決して、下をみた。 「…ち?」 血。真っ赤な血。