「可愛いでしょ、いちごミルクみたいで」 「それ思った、美味しそう」 「ねー美味し可愛いよね」 「え、何それ? 何語?」 「よくない? 新しいでしょ」 「美味し可愛い」 「ジュニしか当てはまらないけど」 「確かに」 爆笑する彼女を見て、ジュニの話になるとテンションが上がるらしい、と彼は記憶した。 そのときの可愛すぎる彼女の笑顔と共に。 ジュニより彼女のほうが百万倍可愛い、と思ったのは彼女には言えない。