溶ける彼女となくなる彼が偶然かき氷屋さんで出会ってから、五日が経った。

一日目、お互いの体質を明かす。
二日目、彼にも根性があることに気付く。
三日目、川に入って遊ぶ。
四日目、かき氷を食べてから川に入って遊ぶ。
五日目、四日目と同じになりそうだ。

今日もかき氷屋さんで待ち合わせをしてかき氷を食べた後、二人で淵添え川に向かった。

今は川の岩にそれぞれ座り、水の音に負けないように声を張り上げている彼女の話を適当に聞き流しているところである。
内容に大して意味はない。