私がいうと、翔は笑顔になった。



「お前さ、殴る力ハンパねぇし、口は悪いし、女のくせに食い意地張ってるけどさ。やっぱ、女だよな」



 翔が、顔を真っ赤にして、そっぽを向く。




「お、おれの中ではさ、一番、かわいいよ…?」



 !!



 私は、恥ずかしくなって、ジュースを飲む。



「だからさ、ぜってぇに、はなさねぇから」






「…うん」