「何の用?」 翔が、ジュースを取出し、コップに注いでくれる。 「えっと、バレンタインだから…」 「ほい」 翔が、頬をほんのりピンクに染め、私の前にコップを置く。 「はい」 紙袋を渡すと、翔は、袋を開けた。 「お、マフラーじゃん」 翔が、マフラーをだし、首に巻く。 「やっぱさ、お前、編み物がうまいよな」 …!!