あかねの恋が成就したんだから、喜んでやるべきなんだろう。 なのに、何でこんなにモヤモヤするんだろ。 「翔くん…?」 愛が心配そうに覗き込んできた。 「どうしたの、顔色悪いよ…?」 それから、彼女はあかねと美衣の方を見た。 「あの二人のこと、気になってるの?…あの二人、美男美女でお似合いだよね。羨ましい」 …。 「でも、人目は、気にしてほしいなぁ」 愛の声は、微かに震えている。 「め、愛……?」 「翔くん、少しは、素直になってみたら?」