私、どうすればいいのかな?


 でも、翔のこと、まだあきらめてないのに、ここでOKしちゃったら、あかねのこと、傷つけちゃう。



「あかね、その返事…少しだけ、待ってもらえないかな?」


「何で?好きな子は、いないんだろ?」



 そうだけど…。


 でも、事実は言えない。


 だから…。



「今まで通りに、あかねと接することができるか、不安だから」



 あかね、大きなため息をついて。



「わかった。じゃあ、不安がなくなったら…OKしてね」



 私は大きく頷いた。



 もう、秋だね。


 夕焼けと重なるように、紅葉した紅葉が空を舞っている。