「どうした、翔」 帰り道、あかねに声をかけられた。 「んあ?何が」 俺、ぶっきらぼうに聞く。 「何かさっきのグループ決めでさ、悩んでなかったか?」 こいつ、探偵かよ。毎回思うけど。 「別に」 「バレバレだっての、顔に書いてあるぞ。悩んでます、ってさ」 俺、驚いて、水たまりに顔を映す。何も、書かれていないじゃないか。 「あはははは…騙され過ぎ。ンなの、嘘に決まってんだろ」 くそ、俺ってば、騙され過ぎだ!!もう、自分が嫌になる。