チョコレートトラップ

ウソタに全てを

見透かされているようで、

胸の奥が苦しくなる。


何も言い返せず、

ただキッとウソタを

睨み続けていると、

突然、ウソタが豪快な声で

笑い始めた。


何だって言うのよ、ばかウソタ!


どのくらい笑ってただろう。


ようやく治まったウソタは、

はぁはぁと息を乱しながら

今度は私の肩にやんわり

手を置いた。


「俺、ついさっきまで

 磯貝が俺のこと

 スキだって思ってたよ。

 でも、今の反応見たところじゃ

 違うみたいだな」