チョコレートトラップ

「コレさ。昨日、

 俺の下駄箱の中に

 入れただろ?」


「……は?

 な、なに言ってんのよ」


私の本命チョコを

ウソタの下駄箱に

入れただって?


そんなこと、

絶対あるワケがないじゃない。


だって私はちゃんと

高橋くんの下駄箱に

入れたの確認したんだから。


恥ずかしさと悔しさで

顔を真っ赤にさせる私を見て、

ウソタがさらに

イジワルな顔をして

さらに言葉を続けた。


「磯貝の言い分はこうだろ。

 『私は“高橋くん”の

 下駄箱に入れた』ってな」