それまで身体を支えてくれていた
高橋くんが、軽々と
私を抱きかかえる。
いわゆる、
“お姫様抱っこ”というスタイル。
その状態のまま、
学年主任にマイクを
差し出してもらい、
高橋くんがもう一度ふわりと
優しい笑みを見せた。
「みなさん、
もう心配しないでください。
磯貝さんは、僕が
責任をもって保健室へ
連れて行きます」
高橋くんが、軽々と
私を抱きかかえる。
いわゆる、
“お姫様抱っこ”というスタイル。
その状態のまま、
学年主任にマイクを
差し出してもらい、
高橋くんがもう一度ふわりと
優しい笑みを見せた。
「みなさん、
もう心配しないでください。
磯貝さんは、僕が
責任をもって保健室へ
連れて行きます」

