チョコレートトラップ

「そうだよねー。

 私だって、やっぱりイヤかも。

 特に高橋くんだったら、

 ギャップがあり過ぎて

 絶対ムリだと思うわ」


「凛がそう言ってくれてよかった。

 でも、ね……」


語尾が引っかかったようで、

凛が少し首を傾げる。


私は凛を視線を合わせたまま

言葉を続ける。


「私を“本気だから”って

 言われたんだよね」


「本気……?」


目を真ん丸くさせて

訊きかえす凛に、私は大きく頷く。