チョコレートトラップ

「ウソタとの一件があった

 次の休みに、私ね、

 気分転換しに出かけたんだ。

 そこで偶然、高橋くんの

 バイト先のお店に

 入ったんだけど……。

 今まで感じてた高橋くんと、

 別人みたいに違ってて」


私の言葉に、凛がさらに

首を傾げて不思議そうに呟く。


「高橋くんってさ、物静かで、

 文武両道を実践してる

 真面目クンじゃないの?」


それは私が今まで感じていた

高橋くんへのイメージ。


凛もやっぱり同じことを

感じていたんだね。


「私もそう思ってた。

 でもね、バイト先での

 高橋くんはまるで別人で。

 女の子に対してすごく慣れてて……、

 一言で言うとプレイボーイ」