校内にこれでもかと

張り出されていたポスター。


高橋くんの目には

届かなかったのだろうか。


それならそれで、

私としてはいいんだけれど。


もし、今日、高橋くんと

逢うことが出来たら、

訊いてみようかな。


そんなチャンス、

学校ではない確立の方が

高いけれど。


そんなことを考えながら

歩いていると、

ポンポンとふんわり優しく

2回、肩を叩かれた。