ブルーな気分を

少しでも和らげようと

出掛けた休日。


その先で、

偶然にも高橋くんと出逢い、

そして会話することが出来た。


幸か不幸か、

私の中にあった高橋くんとは

少し感じが違っているように

思えたけれど、

高橋くんと初めて

まともに会話できたのは、

凄く嬉しかった。


……そう言えば―――


あの時、高橋くんから

あの噂について

何も言ってこなかった。