高橋くんに逢えた喜びで
舞い上がってたけれど、
ふとポンと頭に浮かんできた
疑問を投げかけてみた。
だって、ここは
女の子のための洋服が
たくさん置いてあるショップ。
それなのに、なんで
男の子である高橋くんが
ここでバイトしているんだろう。
洋服屋さんでバイトするなら、
男の子向けのショップの方が、
流行をキャッチしやすいし
服だって少しお買い得に
手に入るのに。
首を傾げたままの私に、
高橋くんがイラズラな笑みを
見せて囁くように呟いた。
「女の子たちが喜ぶから」
「“女の子が、喜ぶ”……?」
言葉を繰り返す私に、
高橋くんがこくりと頷く。
舞い上がってたけれど、
ふとポンと頭に浮かんできた
疑問を投げかけてみた。
だって、ここは
女の子のための洋服が
たくさん置いてあるショップ。
それなのに、なんで
男の子である高橋くんが
ここでバイトしているんだろう。
洋服屋さんでバイトするなら、
男の子向けのショップの方が、
流行をキャッチしやすいし
服だって少しお買い得に
手に入るのに。
首を傾げたままの私に、
高橋くんがイラズラな笑みを
見せて囁くように呟いた。
「女の子たちが喜ぶから」
「“女の子が、喜ぶ”……?」
言葉を繰り返す私に、
高橋くんがこくりと頷く。

