峰島ゆらら。


高校2年生。


皆は私をクールだという。


そのためいつしか学校一のクール女子に認定されていた。





でも私…本当は…



「ゆらーら♪おっはよ!」


教室に入ると、いつも一緒にいる(何気友達)金山 桜が大声で叫ぶ。


「おはよう。桜。」


私はピシッとした表情で返すと、桜はうんうんと頷いた。


「今日もめちゃめちゃクールだねぇ♪」


「そう…。」






桜も知らない、私の秘密。




それは…



「桜、峰島さんおはよ!ねぇねぇこれ買ったんだけどどうかな?」

クラスメイトの志摩ちゃんが見せてきたのはピンク色のリボンやらジュエリーやらついた可愛らしいケータイストラップ。







「わぁかわいい♪でもゆららは違……」






か…カァワイイーッ!!!


何これ!?超可愛い

どこのお店で売ってるんだろッ!?


リボンが超かわ…







「ゆらら?」



桜に呼ばれ、私ははっと我にかえる。



「あ…ッ!(ヤバ…ッ)う、うん。まぁいいんじゃないの?」



「やっぱ峰島さんはこういうのスキじゃないんだねー。クール~!」





いいえ…凄く可愛いわッ。


食べちゃいたいくらい!!



でもそんなの言えないよ…。