時刻:8時14分。


場所:星華天音学園高等学校。







クール女子存在す。





「峰島先輩サインください!!」


朝から校門の前で後輩女子達が誰かを待構えていた。


その“誰か”とは…






「ごめん。朝からそういうの困るから。」



ゆるゆるに縛ったネクタイにかっこよく着た制服。


サラサラロングに長い手足。



そのイケてる女子に後輩達は頭を下げる。

「す…すみませんっ。今度から気をつけますぅ…。」



「別にいいよ。」



そう言うと早足で去っていった。









「きゃあ~ッ!やっぱり峰島先輩超カッコいいよね~」


一人の後輩はその背中を見つめながら頬を赤く染める。


「背は高いしスタイルはモデル体系。いつ見てもクールだわ!」


「甘い食べ物とか食べなさそうだし、可愛いモノとか好まなさそ~!」