しばらく歩いていくと前は女の子の団体がいた


「ねぇ、なんかイベントでもやってるのかな?」

「....あんたね、知らないの?この集まりはどうみても雨宮くんでしょ。」

雨宮.....誰だそれ?

「ねぇ、雨宮って誰?」

と春に聞くと、やっぱりと呟きはぁ、と溜息をついた


「雨宮蟻也。あんたと同じ学年ですごい爽やか少年って有名じゃん。」

「そんな人、いたっけ?」

私の頭にはそんな人物など存在しなかった

だって興味などないし...

すると春は再び溜息をついた。