「さすが、人気者。」

ニヤついた顔で春が言ってきた

「別に、人気者になりたくないよ。」


「別にいいんじゃない?あんた実際は顔はいいし。」

うん、顔は普通っていう事ね...

さすが春。わかってるね...

「まぁ普通でいいよ。春は可愛いから気をつけてね。」

「馬鹿、私には彼氏がいるつっーの。」


あぁ、確か類くんだっけな...あの無口。

何処かいいんだか...


「彼氏さんとお幸せにー、んじゃ行こっか。」

と適当な言葉で返し廊下を歩いた

「...てか、鳴が気をつけなよ。この美少女め。」

春の呟きなどにも気付かぬまま.....