「でもなんで私が勝手に文化委員に!?
それになぜ田宮くんが文化委員になってるの?」
さぁちゃんはふふっと笑う。
「まず田宮くんは生徒会長の弟。こういった行事には先生がすすめる。
田宮くんはそれに答えて文化委員に。
それで女子は立候補が多いなかあたしが推薦でひよりを推したの。
みんな立候補だから推薦のあたしに先生も折れたってわけ。
もちろんひよりを推しまくったあたしに折れたんだけどね」
ペロッと舌を出すさぁちゃんにもう怒りなんてなく呆れてしまった。
友達おもいなのはすごいわかるんだけど
昔から一人でつっぱしっちゃうとこがなあ
こうして今日1日の授業がおわった。
