「いいたいことあるなら言えば?さっきみたいに。あ、言えないか。だって生徒会長だもんね。」
にやあっと笑うイケメン。
もう私には関係ない、
生徒会長がなんだってんだ。
私には関わりはない。
「はぁ?あんた性格悪すぎでしょ、てか根性ひねくれてんじゃない?初対面の人にそんな言葉ないでしょ。少しは考えなさいよ、バーカバーカ」
勢いよく立ち上がった私。
そのまま駐車場を去ろうとした。
すると去り際に呼び止める声。
「おい」
「なによ、性格わるいわよ。だからなんだっての。」
「『初対面の人によくそんなことがいえる』、その言葉そっくりそのまま返したいところだか、
そのままはいけないな。
『初対面』のところだけ変えさせてもらおう。
そこを『クラスメイト』。
それから俺は生徒会長ではありませーん。
集合写真見直せバーカバーカ。
じゃあね、花岡さん。」
