私は先輩に抱き締められた。 「美菜の言いたいこと分かったから。泣き止んで、美菜。」 『グスッ、うぅ~。』 先輩、かっこよすぎるよ… 反則だよ。 『ッ、でもっ…、ヒクッ、彼女…』 「いないって、2年の時別れてから、いない。」 『ヒクッ、良かッ、たぁ、グスッグスッ。』 「とりあえず泣き止めよ…………美菜1時間目サボろっか♪そのまま教室行ったら、みんなに言われるし。」 『ヒクッ、ぁい。』