放課後の教室でいつものように友達の百合とお喋りをしていた時だった。 「りんごはさ、好きな人とかいないの?」 背の低い百合が私を下から見つめながら言ってきた。 「うん…。そういう、百合だっていないじゃん。」 年頃の女の子2人なのにも関わらず浮いた話がほとんど無い私たち。 「実は、さ。出来たの……。」 俯きながら小さな声で百合が言った。 「え?何が?」 今の話の流れから理解する事はできたが、聞き返した。 「だから、好きな人っ!」 顔を真っ赤にさせながら、百合が言った。