そんな時ケータイがメールの受信画面に切り替わった。 百合だと思った相手は、百合ではなく桜木君からだった。 "急にごめんね! 明日暇だったらでいいんだけど、野球部で試合があるから良かったら来てね! 多分俺は試合に出ないだろうけど(笑)" まさか桜木君からメールが届くとは思ってもみなかった私は、正直とても嬉しかった。 "誘ってくれてありがとう! 絶対に行くね!!" あまりの嬉しさに3分も経たないうちに返信した。 明日がすごく楽しみになった、そんな瞬間だった。