桜 色 恋

ドクンッ…

ドクンッ…―

鼓動が速まる。

「なんで…?あの先輩が彼女?」


私は水道の蛇口を見つめる。


「っ…!!」

見つめていた蛇口をおもいっきり掴んで捻った。

勢いよく水が噴き出す。

私は水を手に貯めて顔にかける。


「はっ…!私ウザイ女になっちやう。考えんな考えんな!!」

鏡の中の自分にそう言い聞かせて私は教室に走った。