その日のお昼の時間
あたしは隣のクラスへヒョコッと顔を出した

「ゆーうとっ!!」

「おぉ、恭」

「お昼食べに行こっ」

そう言ってあたしは侑斗が弁当をもったのを確認すると、
侑斗の腕をグイグイ引っ張っていった

「チョッ恭落ち着けよ」

「だって、お腹すいたじゃん早くいこっ」

あたしたちは屋上へと足を急がせた
その時、

「恭~、待ってよぉ」

「奈那!!」

後ろから奈那がパタパタ走ってくる

あれ?後ろに誰かいる
然も男の子!?

「おぉ、侑斗!」

「雅紀!」

あの子は、確か侑斗と同じクラスの...
マー君こと中岡 雅紀!!

「どうしたのマー君まで連れて」

「いやぁ、奈那が誘ったの」

奈那が...
そんなことする子だったっけ?
ま、いっか

あたしたちは4人揃って
屋上へと上がっていった

屋上に上がってから、
あたしたちは二つに別れた

「あれ、恭と侑斗くんそっち行くの?」

「うん」

「おぉ」

あたしたちは一緒に答える

「奈那とマー君はそっち?」

「うん」

あたしたちは見事に別れた

「どうする??」

すると侑斗が意見を言った

「別々に食べればいんじゃね??」

『あぁ、そっか』

あたしと奈那は同時に行って
顔を見合わせて笑った

「なんでこんな簡単なことが思い浮かばなかったんだろうね」

「そうだね、あたしも奈那もバカだね」

「じゃぁ、また後でね」

そう言ってあたしたちは其々反対方向へと
進んでいった