それからず~っと先生の話を聞いている
長いよセンセー...
まぁ、当たり前か...

あたしは今朝のことが気になって、
奈那を横目で見た

奈那はのんきに寝ている
そんな姿を見ると、あたしはなんだか力が抜けた

すると先生が大事な話をしていたのか、
いきなりメモをとるよう言い出した

「メモとっとけよぉ」

先生のそんな大声に反応したのか、
奈那が慌てて起きた

「は~いセンセー!!」

「何だ大川」

「もう一回説明お願いしま~す」

寝てたもんね

「お前寝てただろ」

先生が少し怒った声で言う
奈那は笑って

「寝てませんよぉ~だって先生の説明が下手なんですもん」

寝てたくせに...


あたしは苦笑して
机の上に突っ伏した


そしていつの間にか、
深い眠りの中へ...
夢の中へと入っていった...








それは今までで一番長く感じた
一番嫌な夢だった...