「じゃあ、いいよ」
え?
「ホント・・・?」
黒野くんの言葉に顔がゆがんだ
嬉しい!
もしかしたら初めてのデートじゃない!?
いや、もしかしたらじゃなくてそうだぁ!
あまりの嬉しさに私の妄想は膨らむ
「何変な顔してんの」
「えへへっ」
「変なの」
いつもと変わらない黒野くんの言葉
いつもなら
『へ、変な顔?』
って答えて
『うん、なんか気持ち悪い』
って答えられるのがオチ
仮にも彼女に気持ち悪いって・・・
内心私は毎回かなり
傷つけられる
でも今日は
デートのことで頭がいっぱい
どうしたら黒野くん楽しんでくれるかな?
どういうデートが好きかなぁ?
どういう物が喜ぶかなぁ?
いつも黒野くんの横で寝ている私だったが
今日はずっとそんなことを考えていた

