[短]言葉で好きを




「・・・だからそそるっていってんじゃん」



そういわれても
涙は止まらなかった




「嬉しい」


「うん」


「ありがと」


「うん」


「好き」


「・・・・・反則」




そういうとまたキスが振ってくる


好きっていったのに
泣いちゃったのに


私は浮かれてもいいかな・・・?



唇が離され抱きしめられる




「これ以上は止まんなくなる」




そんな言葉に胸がギューっと締め付けられる


心の中でいった
何十回の『好き』

でもやっぱり口から出た好きの方が何倍も大きくて


だからもっと言いたくなる




「で、あっくんは?」


あ、そうだった。




「あっくんは・・・お兄ちゃんだよ?」


「は?」




そういった瞬間

「最悪」


黒野くんはそういって玄関に座り込んだ