ピンポーン



聞き慣れたチャイムの音

いつになく敏感に動いた私




き、きたー!


興奮マックスです



恥ずかしながら
いまだにメアドも知らない


だから待ち合わせ!

って感じじゃなくて


黒野くんが家に迎えに来てくれるってことになってる




「おはよっ!」


「おはよ」




ドアを開けると
いつもと変わらない様子の黒野くん



でも私の目には
いつも何倍にもかっこよく見えた




私服・・・

ヤバいです!///



私こんな人の
か、彼女なんて・・・


神様ありがと//




私の妄想もつかの間



「見すぎ、早くいこ」


なんていわれちゃった私

そりゃ見ますでしょ!
いつもより何倍もかっこいいんだもん!




私はいつもより数倍ドキドキしながら


黒野くんとのデートをスタートした