私は自分の口に運ぼうとしていたスプーンを止めた。


「なに??」

「鈴木先輩となに話していた?」


なによ…人には関係ないとか言っておいて…他人のことになると気にするんだ…。


「なんで??」

「…いや…あんなカッコイイ先輩がなんで陸みたいな奴に話しかけてるんだろうと思って…」

憎たらしい顔で私に全体を見るかのように見た。


「…………なにそれ。どういう意味?」

それってまるで…可愛くないって言っているみたいじゃない!!ムカツク~!!!!!
そんな言い方しなくてもいいのに!!


「別に…で、なんで話しかけられたの?」

そんな普通に告られたなんて言えるか!!
しかも好きな人だともっと言いにくいし…


「なんでさ!!和也に関係ないじゃんか!!」


「…別に関係ないけど聞いただけだけど悪い?」

カッ────!!!ムカツク…ムカツクムカツクムカツク~~~~~!!!


「じゃあ和也さ放課後、物凄くかわいい子と話していたけどなに話してたの??すごくいいムードみたいだったけど??」

和也はじっと私の顔をみていた。

「もしかして…付き合ってんの!!!??」

冗談で聞いたつもりでケラケラ笑いながら聞いた。

「付き合ってるよ??」

和也は私の質問にそく答えた。


…ウソ今までかわいい子に告られても断っていたのに…。

私は唖然とした顔をして和也を見ていると急にクスクス笑い出した。


「な…なに人の顔をみて笑ってんのよ!!!」