「いっちにーさん」
そんな声が頭に響く。

バレー部はやたらと声が高い。

そんな甲高い声に合わせながらもあたしはバレーをしていた。

「はいっ!もっと声出してぇ」

先輩が大声で叫ぶ。

みんな精一杯声を出す。

声の出しすぎかみんな声が枯れていた。