~あき、ゆう、まみとの出会い~
「あさみ~次の時間休むの?」
「うん…、いけるようになったらいく」
「分かった。次またくるから~」
「うん…」
こんな会話を中学校生活で何度繰り返しただろう
保健室
ここは私の唯一の居場所
そんな勝手な考えをしていた
ここから出会いは始まった
「あさみ~、また来てたの?」
「ゆうも人の事いえないでしょ?またクラスでなんかあったの?」
「まあね…」
ゆう、私と同じ。
居場所を求めて放浪した結果
ここにたどり着いた
「なにした?」
「うーんとね?」
こうして話を聞く
そしてあたしも話す
そんな悩みを打ち明けるそんな仲だ
ゆうはクラスでいざこざがあり
クラスのみんなに冷たい視線を浴びていた
決して友達がいないわけでもない
ただ人を信じらんない
その考えが人一倍強い
そのせいか、孤独を感じやすい
寂しがりやな性格だった
「そんなことがあったのか…人間ってめんどくさいな。」
「まあね、そうなんだけどね…、あさみは何があったの?
まだクラスになじめない?」
「そんなとこかな?」
ゆうは私のことを分かってくれてた。
私は人見知りで
うまくみんなになじむことができなかった
クラスメートの名前さえいまだに分からない
もう1年と半年がたっているのに
そんな後ろめたさからか
なかなか教室にいけなかった