「ねぇ、みちる…。


私は、一体どこに戻ればいいんだろう。
私の居るべき場所って、どこにあるんだろう?」


「それはこれからユイが自分の力で築いていくんだよ。」


みちるは、満面の笑顔で私の肩を叩いた。


「これから、ちゃんと就職をして、素敵な人に出会って、結婚をして、子どもを産んで…


ユイは、絶対に絶対に幸せになれる!
それは、私が保証するから!」



「…うん、ありがと。」


私はこのとき、きちんと前を向かなきゃいけない
と強く思った。


立ち上がらなきゃ、前には進めない。


このまま立ち止まって下を向いてるわけにはいかないんだ。