「先輩…
私ね、こうちゃんと二人で幸せになりたいの。

こんなふうに想える相手にはきっともうめぐり合えない。」


「…うん、そうか。


わかった。
俺もできるだけ応援するから。
二人が幸せになれるように祈ってるよ。


…でもさ、俺はお前にはもっとあったかくて穏やかな
恋愛をしてもらいたかったなぁ。」



「え……?」



「見たくないんだよ!
お前が泣いてる顔なんて。



俺は並木のこと…ずっと好きだったからさ。



だから、笑え!
辛いことがあっても笑って乗り越えろよ!
じゃあな。」