「私も、こうちゃんとずっと一緒にいたい。」


この日、私たちは結婚の約束をした。



だけどそんな記念すべき日も、
私の家の無言電話は鳴り続け、
郵便受けには、手紙が届けられた。




このときの私はまだ気がついていなかった。


この日が、
私とこうちゃんの
別れのはじまりの日になることを。