杏莉と一緒に教室に行くと
蒼が席で寝ていた。
「ねぇ杏莉。」
「ん??」
「昨日ね、蒼が綺麗な人と歩いてたんだぁ。」
「へぇ~。」
「そのときあたしね、
すっごく嫌で、なんかモヤモヤしたの。」
「うん。」
「これって…なにかの病気かな?!」
「…えっ…」
「…ん?」
「はぁ…陽乃。
それはね…恋よっっっ!!」
…恋??
あー恋ね。
って恋?!
あたしが蒼を好きってこと?
ないない!
「ありえないよそんなの!」
「なんで??」
「え…な…なんでって言われたら
わかんないけど…」
「でしょ??
陽乃は蒼が好きなんだって。」
うっそーーーー!


