「でも、感情ないなんて何か…可哀想よね」

「あぁ…」

「私も思うのよ
でも、お父様は私のためと思ってやったことだからどうしようもなくて」

何故か悩んでしまった。
「でも、あれだけ美男ならシェリーの方が惚れちゃうかもね」

「えっ!!」

テラがそんなこと言うもんだから間抜けな声を出してしまった。

「ありえるな。
けど、お前ってまだ恋したことないんだろ?」

「えぇ…」

「シェリーは可愛くてモテるんだけど…ねぇ〜」

「モテないわよ」

即答しといた。

私がモテるなんてありえないんだから。

でも、ブレラさんに惚れるのは…あるかも

いやいや…相手はサイボーグ。
絶対にない。

それから授業が終わり。
ブレラさんに迎えに来てもらった。