【1年の代表者よろしくお願いします!】

 「はい!」

 私は歩きながら、昨日陸に言われたことを考えた。

 『こんにちは。私は1年代表 渡辺繭です。私は今まで付き合ったことはありません。

 でも、好きな人はいます。その人は・・。三年前に勝手に私の前から姿を消してしまいました。でも昨日突然私の前に現われました。私はそのときびっくりしました。涙がでそうでした。でも私は昨日その人を叩いてしまいました。でも本当は、元気な姿で現われただけでもうれしかったです。私は今回のことを通して思いました。
 好きな人が私を好きにならなくても良い。ただ、毎日健康で元気にいてくれればそれだけでいいんだ。私の分まで親友が幸せになればいんだ。と思いました。でも実際きついと思う。本当は、
 今でも付き合いたい。この気持ちを伝えたい。ほかの子と仲良くしないで。って思ってしまいます。
 ほかの人になんと言われても私は、あなたが好きです。

 皆さんは思ったことはなんですか?
 皆さんは幸せでしたか?
 好きになって後悔はしましたか?
 元カレを引きずっていますか?
 
 あとあと後悔することはたくさんあると思います。
 でも、そのとき過去のことを思い出すと涙が出てきます。
 ここではじめて、
  “私は君が好きなんだ”
 って気づくのかも知れません。

 皆さん。素敵な恋をしてください。』

 私は知らない間に泣いていた。もうその場から逃げたくなった。

 全校に投票してもらった。

 そしていよいよ結果発表。

 『第2位・・・。3年生』

 先輩は泣いている。

 『第1位は・・・・・。1年生』

 えっっっっっ。

 私が1位なんて・・・。

 「おめでとう。僕もそう思った。素敵な発表をありがとう」

 「は、はぃ・・・。」

 優に気持ちが伝わったかな?