沙希が、

 「そうなんだ、もしよかったら、ご一緒しませんか?」

 「そうするー」

 まさかこのメンバーで集まることになるなんて思ってもなかった。

 みんなはなしてる。もちろん先輩も。でもなんだか先輩の様子がおかしいように見えた。

 私は気にしなった。自分の勘違いだと思ったから。

 「繭は、進路決まった?」

 翼が話しかけてきた。

 「うん。出版社で働くよ!翼は?」

 「俺は、医者になろうと思って!」

 「翼が?」

 「うん。」

 「翼がねー(笑)頑張って!」

 「繭もな。」

 翼と話してると沙希が言い出した。

 「先輩。繭が浮気してるー!」

 「そんなんじゃないいって!」

 「ならいいけど!!なんでそんなテンション高いの?」

 「私好きになったかも・・・。」

 「だれ?」

 「優君って人!」

 「そ、そうなんだ!」

 忘れるんでしょ?ううん。もう、好きなんかじゃない!

 私は自分に言い聞かせた!