そんな陸たちを俺はすごいとおもった。

 変わってしまったのは俺だけだった。

 次に日、陸と翼が屋上に行くのが見えたから、おれは後をつけた。

 そこには懐かしい光景が見えた。

 繭 愛 陸 翼 桜 の姿だった。

 耳を澄まして聞いていた。

 陸と愛が付き合うようになったんだな。俺はまぁ感ずいていたけど。

 陸が俺のことを言おうとしたから、俺はその場に行った。

 俺が言ったら、愛が何かを言いかけた。

 そのとき、俺のほっぺたに激痛がはしった。

 繭に叩かれた。言われた言葉は、

 【最低】

 の2文字だった。そして繭は出て行ってしまった。それを愛は追いかけた。

 そこの空気は悪くなってしまった。

 少し時間がたつと、愛が来た。陸が、

 「繭は?」

 「先帰るって。みんなに、ごめん だって。」

 「そっか。あいつ明日どうするんだろうな?」

 翼が言った。

 「優君。なにがあったか知らないし、聞いたりもしない。でも、繭の今までの気持ちも少しは考えてほしかぁったぁ・・・。」

 愛は泣いていた。その肩を桜はさすっていた。

 俺はたくさんの人を泣かせるなんて最低な男なんだな。