この町に3年ぶりぐらいに思ってきた。相変わらず変わってない。

 繭も元気なのかな?と俺は毎日のようにおもってた。

 こっちの学校いくのだって、繭に会うために来た。

 でも高校からは進路が別々になる。それにたくさん高校があるから、
 
 出会える確立なんて低い。とばかり思ってた。

 中学生のころ、繭が言ってた言葉を思い出した。

 “私、OO高校行く。”

 “お前の頭じゃいけねーだろうが”

 “絶対行くもん”

 俺はそれを思い出したから、この高校に進学したんだ。

 入ってクラス表全部に目を通した。いないと思いながら見ていた。

 そしたら、"繭" "愛" って名前が見えた。

 うそだろ・・。と思った。自分のクラスに目を通すと、

 "陸" "翼" の名前もあった。自分のクラスに入ると、

 知らない間に女子達が俺の回りに集まっていた。俺は、顔しか

 見ない女子が嫌いだ。全部の質問を無視していた。そしたら、

 遠くの方から歩いてくる4人組を見た。それは・・・・。

 あのころの、繭 愛 陸 翼 だった。

 あいつら、いつまでたっても一緒なんだな。

 って俺はおもった。俺も昔はあそこにいたんだな。あのころに戻りたい。

 自己紹介も終わった。そしたら、陸と翼がこっちに来た。

 「お前、優だろ?」

 「ああ。そうだ。」
 
 「こっちに帰ってきたんだな!」

 「おう」
 
 陸は俺が優ってコトを分かったのか?