めっちゃ可愛い…
普通はのろいとか言われたら怒るんやろうけど、今のは怒られへんわ。
あんな可愛い顔で笑われたらっ…あたしもうあかん!!
「…ほんまに置いてくぞ」
「あ、ごめんごめん!」
にへっと笑うと壮大な溜め息をつかれた。
でも今は気にならん!
さっきまであんなに落ち込んどったけど、ずっと来たかった雪弥ん家やもん!
いつまでもうじうじしてられへん!
「雪弥の部屋は何階なん?」
「2階やで」
「へー、そうなん!…って2階やのにエレベーター使うん?」
「だって疲れるやん、階段」
「…ソウデスネ」
どんだけ疲れたくないねん!
ほんのすこーし階段上るだけやん!
ていうか、絶対階段でいったほうが早いやろ。
エレベーターなかなか来んし。
――チンッ
と思ってたら、ちょうどいいタイミングで来た。

