…え?ネックレス?


「これ、あたしに?」

「気に入らんかったら無理してつけんでええよ。前ほしいみたいなこと言っとったから、あれや!バイト代入ったし、ご褒美みたいな?」

「なんのご褒美やねん!」


ふざけてツッコんだつもりなのに、急に真顔になる雪弥。


「いつも俺に付き合ってくれる、お礼…的な」

「…っ」


やばい。やばいやばい。やばいって。

今一瞬息できんくなった。


なんなんこいつ。可愛すぎるやろ。

なんでそんな顔真っ赤なん。


あー、もう!


にやけてまうやん。


「おま、にやけんなや!」

「にやけてへんわ!」

「あ?それのどこがにやけてないって言うねん!」


必死になる雪弥が可愛くて可愛くて。


思わず抱きしめそうになった。