「…あぁ、どういう手を使ったんだか不明だが、気が付けば王家に出入りしていてな…。」 「彼を信頼するあまり彼の過去など誰も気に止めなかったんだが…」 なぜ、そんな事を聞くのか、と不思議そうに二人は交互に答えた。 「そいつ、多分…。昔、シオンにいたよ。話を聞いた事がある。」 「……え?」 「カルラ叔母様がらみとなれば、やっぱり黒幕の可能性は高いかもね!」 話の急展開に、 誰もが一拍休止する。 混濁する情報が、 一つの線に繋がり始めていた。