岬ッチはいつも通りに、皆が喋っている中でハハッと笑ってるだけだね。



皆、いつも通りなのに。



私だけがなんにも喋れないよ。







「高木、どした?何か暗くね?」



しゅうちゃんがいつもと違う私に心配そうに聞いてくれて、岬ッチが私の方を見たのを確実にわかって、





「別にっ!何かお腹空いたなって!もう帰らなきゃなって!」






私の馬鹿……。


馬鹿馬鹿馬鹿バカバカ…。



「そうだな、腹減ったな。よし帰るか〜。」




………こうなるよね、やっぱり。