片想いだったね



「疲れたなぁ、あ、俺、すっげー汗臭いかも。」


「しゅうへい、お前そんなに動いてねーじゃん。」


「うるせーな。井上だって今日動いてねーだろ。」


「岬ッチが動くから俺、動く暇なかったんだよ。」


「ハハッ。」










岬ッチが笑う。



私、今、



岬ッチと同じ空間にいて、同じ空気を吸ってるんだ。


どうしよう、凄い緊張する。どうしよう、どうしよう。


私顔赤いかな?


赤くないかな?


ドキドキしてるの、バレてないかな?


岬ッチの顔、





見れないよ。