「「ありがとうございました。」」



私とまっすは、先輩達に頭を下げて先に部室を出ていった。



「美紀はどうだった?」


「え〜。エヘヘ。野球部見れるし先輩は優しそうだったし。」


「私も!やっぱりトランペット吹くの楽しかったし。」


「決まりだね!」






初めての部活、初めての楽器で不安だらけだけど、岬ッチの姿が見れるだけで何とか頑張れる気がする。



「岬ッチ野球部にいたね。」


「ビックリしたよ!私思わず窓に飛び付いちゃったもん!」


「小学校の時も、野球の少年団みたいなの入ってたからね。」


「そうなんだ〜。カッコいい〜。」