「美紀っ!!!」 廊下でトボトボ歩いていたら、まっすが駆け寄ってくる。 ……まっす? ……どうしたの? 何か声に出せなくて、黙ってまっすの前で立っていた。 「あの…、あのね?私ね、吹奏楽入ろうと思ってるんだけど…。」 「…あぁ、うん。何か言ってたよね。」 「良かったら一緒に見学行かない?」